娘の代わりに、61歳でブログをはじめました。「まるまるえひめ」の物語と私の決意
- seike39
- 6月25日
- 読了時間: 3分
みなさま、はじめまして。「まるまるえひめ」娘の清家(妹)の母です。
愛媛の自然豊かな宇和島で、家族仲良く柑橘の栽培と縫製という既製服や布製品などのモノづくりを行っています。
今年(2026年)で私は61歳を迎えました。まさかこの年齢になって、慣れないパソコンに向かい、ブログやECサイトの運営に挑戦することになるとは、人生本当に何が起こるか分かりません。
なぜ、ネットが苦手な私がこうして発信をはじめたのか。その理由と、私たち家族が紡いできた「まるまるえひめ」の物語を、少しだけお話しさせてください。
7年前の豪雨から、家族で繋いできたバトン
私たちのこの町は、7年前の西日本豪雨で甚大な被害を受けました。その片付けの心労もあり、それまで畑を守ってくれていた元旦那さんが体調を崩し、人工透析をすることになってしまったのです。
絶望の中にいた農園を救ってくれたのが、子どもたちでした。 40年近く縫製工場を経営してきた私の「モノづくり」の背中を見て育った息子(兄)が「俺が畑を引き継ぐ」と立ち上がり、大学進学で関東へ出ていたことのある娘(妹)が「私がECサイトで全国においしさを届ける!」と名乗りを上げてくれました。
息子が作った極上の柑橘や、その100%果汁をぎゅっと凝縮したこだわりのジュース。それを娘が一生懸命にネットで販売し、「いつか関東のほうにも、もっとこの味を広げていきたいな」と夢を語っていました。その娘の希望は、いつしか私たち家族全員の「共通の夢」になり、関東への進出を目指して、ジュースの在庫を増やして準備を進めていたのです。
4月の悲劇、そして61歳の代役
日常は、突然奪われました。 今年の4月、娘が不慮の交通事故に遭ってしまったのです。
命を取り留めたものの、娘の復帰にはまだ時間がかかります。大好きな仕事だったからこそ、焦る娘の心に絶対に負担をかけたくない。それが親としての強い願いです。
しかし現実として、倉庫には娘が「全国に届けるんだ」と張り切って提案し、息子が用意した、大切なジュースが残されています。作った日から1年という賞味期限。残された時間は、あと半年から9か月ほどです。
ネットビジネスが苦手な息子と私。 最初はただ呆然とし、「どうなることやら」と不安に押しつぶされそうでした。 でも、娘の想いが詰まったジュースをこのまま無駄にはできない。
「不器用な私たちだけど、もう一度、前を向いて動こう」と、私は娘の代役として、61歳の再チャレンジを決意しました。
私にできること。縫製の経験を活かした「ハンドメイドとのコラボ」
私には、40年間続けてきた「縫製・モノづくり」の経験があります。 ネットの知識では娘に及びませんが、私にしかできないことでジュースに新しい価値(付加価値)をつけようと考えました。
それが、私が心を込めて作った「ハンドメイド作品と、みかんジュースのコラボセット」です。
ただの「在庫処分」として安売りするのではなく、私たちがこれまで繋いできた温もりと感謝を乗せて、世界にひとつだけの特別なギフトとしてお届けしたい。その一心で、慣れない事ばかりですが、新しい商品ページを作っています。
これからの決意
「61歳にもなって、はじめてのブログなんて……」と思うこともありました。でも、娘が笑顔で戻ってこられるその日まで、息子が守るこの農園の味と、娘が育ててくれた「まるまるえひめ」の場所を、母として守り抜きたいのです。
このブログでは、宇和島の日々の暮らしや、みかん畑の様子、そして私が縫い上げるハンドメイドの裏側などもお届けしていければと思っています。
ネットが不慣れなため、お見苦しい点もあるかと思いますが、私たちの挑戦を温かく見守っていただけたら幸いです。そして、もしよろしければ、娘の大切なジュースを味わって応援していただけないでしょうか。
これから、どうぞよろしくお願いいたします。
「まるまるえひめ」母より



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